看護師の針刺し事故

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感染症に気を付けよう!看護師の針刺し事故の予防方法と事故後の対処方法


看護師の仕事をする上で気を付けなければいけないのが針刺し事故です。

針刺し事故とは、看護師などの医療従事者が使用後の注射針や縫合針、メス等で損傷するケースを意味します。

臨床の現場では、特にリキャップ中に起こることが多いですね。 その他のケースにおいては、メスや注射を使用することが多い手術中に多く発生しています。


看護師の針刺し事故



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針刺し事故は頻繁に発生しています


看護師の業務において、採血や静脈内注射などを使用して患者さんに処置をするケースは日常的に行われています。

そのため、針刺し事故の報告は非常に多く、日本国内において年間で約45~60万件の針刺し・切創事故が起こっているという調査データも存在します。

この調査報告は針刺し事故を起こした当事者が報告したデータを集計して作成されているので、報告していない看護師を含めるとさらに多くなるかもしれません。




針刺し事故の予防方法


針刺し事故の調査報告データを見ると、器材別では通常の中空針によるものが28%と一番多くなっています。

その次に翼状針によるものが21%となっていて、これらの2つで全体の半数近くを占めています。

そのため、注射業務を実施する際は針刺し事故を未然に防ぐために、中空針の場合はリキャップしないこと、そして翼状針の場合はリキャップ不要の安全装置付きのものを使用するように各病院・施設で推奨されています。

また、針を扱うときは必ず手袋を着用するようにしましょう。

看護師の中には「指先の感覚が鈍くなるから手袋は使いたくない・・・」と手袋の使用を敬遠する看護師も少なからず存在します。

しかし、手袋を着用して注射をすることで、万が一針刺しを起こした場合でも手袋の上からなら間接的になり、手袋を着用しているおかげで皮膚にまで達することが防げるケースもあります。

また、手に傷口があれば、例え直接針刺しをしなくても、傷口から感染するリスクがあるので、ある程度の予防効果はあります。


注射の苦手な看護師






事故後の対処方法


針刺し事故が起きてしまったら、すぐに針を刺してしまった箇所の血液を絞り出してください。

中枢側から圧迫するようにして絞り出します。その後、大量の流水と石鹸でよく洗いましょう。

皮膚に針を刺してしまった場合は0.1%次亜塩素酸ナトリウム液に2~3分間浸します。また、粘膜に針を刺してしまった場合は10%ポピドンヨード液を使用して消毒します。

その後、速やかに上司や師長などに針刺し事故を起こしてしまったことを報告してください。対象となる患者さんの病名やウイルス名、既往歴などを確認します。

もし必要であれば、患者さんに了承をとり検査を実施してもらいます。検査を実施する前には必ず同意書を残すようにしてください。

血液検査等の必要な検査を行います。必ず検査結果を病院に報告するようにしてください。


看護師の針刺し事故



針刺し事故による感染症


感染症で注意しなければいけないのが、B型肝炎やC型肝炎、後天性免疫不全症候群AIDS、梅毒などです。

針刺し事故による感染率は、B型肝炎ウィルス(HBV)が全体の6~30%で最も高くなっています。その次に多いのがC型肝炎ウィルス(HCV)で全体の0.4~6% 、そしてエイズウィルス(HIV)が 0.25~0.4% と続きます。

B型肝炎(HBV)

B型肝炎に感染しても慢性化することはなく急性肝炎で治癒するケースがほとんどです。しかし、劇症肝炎に移行することもあるので十分に注意する必要があります。

HBe抗原陽性の血液の場合は感染の危険性が高くなります。一方でHBe抗原陰性の場合は感染の可能性は低いですが、感染してしまうと劇症肝炎を発症する危険性もあります。


C型肝炎(HCV)

C型肝炎に感染すると急性肝炎を発症します。その中の60~80%は慢性肝炎に移行し、さらに肝硬変・肝癌に移行する可能性があります。

現在効果のあるワクチンが存在しないため、事故後は経過観察となります。


後天性免疫不全症候群AIDS(HIV)

ホモセクシャルの男性や不特定多数と性行為をしている方、薬物乱用者、性感染症患者などの患者さんについては、HIV感染の可能性があります。

針刺し事故等などでHIVに汚染された場合は抗HIV薬の予防内服をするのが一般的です。なるべく早い時期に服用を開始し、約1ヶ月間程度服用します。


梅毒

梅毒は、「トレポネーマ (Treponema pallidum)」によって引き起こされる性感染症です。非常に可能性は低いですが、患者さんの血液から感染することもあります。

そのため、針刺し事故によって梅毒に感染する可能性も非常に低いですが、あり得ます。

梅毒の潜伏期間は約3週間であり、事故を起こしてから4週間後に採血をして、梅毒血清反応(STS、TPHA)を調べることになります。





日頃からの意識付けが大切


針刺し事故を減らすためには日頃からの意識付けが大切です。

感染のリスクの高さや病院に与えるリスクに対しての定期的に勉強会などを開催するなどして、理解を深めるようにしましょう。

また、針刺し事故防止のためのトレーニングに関しては、定期的に新入生や中途採用に関係なく行います。

注射器取扱いの明確なルール(リキャップをしない等)を設定して、病院全体でしっかりと厳守することを徹底することも大切ですね!

針刺し事故は、仕事に慣れてきて機械的に業務を実施している場合など、注意の意識が低くなっている時に起こるケースが多いです。

注射業務を担当する際は、常に緊張感を持って実施するように心がけてください^^










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