救急外来で活躍している看護師も数多く存在します。
今回は救急外来で勤務している看護師の役割や仕事のやりがい、勤務するメリット・デメリットなどを詳しく紹介していこうと思います。
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救急外来とは・・・
救急外来とは
通常の対応では間に合わない傷病に対応するため、医療機関に設けられている外来施設のことを指します。
英語では「Emergency Room」と呼び、
略して「ER」と呼ばれることも多いです。
救急外来では救命救急を最優先
救急外来では救命救急を最優先して診察されます。
休日や夜間に発症した患者さんを通常の外来診療時間になるまで待たせて手遅れの状態にしないために運営されています。
そのため、患者さんを診察して、その場で緊急に治療する必要があるかを判断します。
生命に関わるような傷病を抱えていると判断された場合は必要な手術などをすぐに実施しますが、そうでない場合は迅速な診療を受けられないことがあります。
救命外来と救命救急センターとの違い
救命外来と救命救急センターは同じ施設だと思っている方が大勢いますが、実は違う施設です。
救命センターは集中治療室への入院が必要な重症の救急患者さんを受け入れて高度医療を提供する施設です。
その一方、
救急外来(ER)はどんな救急患者でも受け入れて初期診療を提供する施設です。
医療提供のルールや病院内の運用の仕組みが其々根本的に違うため、両者を単純に比較することは難しいです。
また、患者さんの状態によって運ばれる医療機関が変わってきます。
日本国内における救急医療体制は、1次救急(軽症)、2次救急(中等症)、3次救急(重症)に分類されています。
その中の3次救急医療機関に該当する施設で、厚生労働省が定める要件をクリアした病院が救命救急センターと呼ばれています。
看護師の役割
救急外来に勤務する看護師は、
ERドクターの指示を受けながら診療の補助を行うのがメインの仕事となります。
看護師には医師と同様、緊急で運ばれてくる患者さんの容態を的確に確認しながら救命に対応するという重要な役割を担っています。
患者さんの治療に最善を尽くすという点においては、一般外来・病棟に勤務する看護師の役割と変わりはありません。
しかし、救急外来は緊急を要する現場であり、ERチームは最低限のメンバー構成で対応することもあるため、いちいちドクターの指示を待っていては患者さんへの対応に間に合わない場合も出てきます。
そのため、看護師が自分自身で判断を下して迅速に対応しなくてはならないケースも多々あります。
つまり、救急外来の看護師に求められるスキルとしては、
専門的な知識や適切な判断力だけでなく、どんなに緊迫な状況でも落ち着いて対応できる経験値など、総合的かつ高度なスキルが求められます。
患者さんやその家族への精神的サポート
救急外来に運ばれてくる患者さんは、不慮の事故や急に体調が悪くなったりなど実に様々です。
しかし、これらの患者さんに共通することは気が動転していたり、家族はこの先どうなってしまうのかなどの不安を抱えています。
救急の現場においては毎日次々と患者さんが運ばれ、その患者さんへの対応に追われがちですが、患者さんの気持ちや同じように不安を抱えている家族の方々に目を向けることも忘れてはいけません。
現在の状況をわかりやすく説明して、
患者さんやその家族の方々に対しても目を向けて言葉をかけてあげることも、救急外来で働く看護師として大切な役割と言えます。
トリアージナース
救急外来では医師の診療のサポートをする看護師以外にトリアージナースが配置されます。
このトリアージとは、
「選別」を意味するフランス語です。
緊急で運ばれてきた患者さんの血圧や呼吸数、脈拍などを計測して、症状の深刻度合、あるいは状態が悪化する可能性の高い患者さんなどを分類するのが主な業務です。
そして、緊急性のある患者さんから優先して順番に医師の診察を受ける流れをスムーズに作ることで、より多くの患者さんの命を取り留めることがトリアージナースの役割です。
メリット
看護師としてのキャリアアップを実現するために救急外来に勤務を希望する看護師もいます。
緊急性の高い患者さんを相手に迅速かつ的確に処置をしていかなければいけない環境で勤務することで、自然に看護師としてのスキルが身についてきます。
そのため、救急外来で一定期間、勤務していたという経験があれば、今後、他の医療機関などで勤務することになっても問題なく仕事をこなすことができると言えます。
デメリット
救急外来において、患者さんの生命に関わる仕事に長期間携わることで、
精神的・肉体的に非常に疲労を抱える看護師が大半です。
仕事が厳しい分だけ責任もあり、看護師としてのやりがいを感じることもできますが、その一方で、看護師の対応が患者さんの命に直接つながる事が多いので、毎日の精神的なプレッシャーは相当なものです。
救急外来に勤務している看護師の精神的負担は、一般の病院・クリニックで勤務している看護師とは比較にもならないほど大きいです。
強い覚悟を持って救急外来で働こう
また、命が危ない患者さんに対して医師がどんなに最善を尽くしたとしても、どんなに医師の指示通りに看護師が処置を施したとしても、残念ながら間に合わないことは多々あります。
そのため、救急外来への勤務を考える場合は、
よほどの強い覚悟を持って仕事に望む必要があると言えます。
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