助産師は産婦人科で勤務する看護師がスキルアップする資格として知られています。
助産師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、「助産または産婦もしくは新生児の保健指導を業とする女子を指す」と、法律で定められています。
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妊娠から出産、育児に至るプロセスに深く関与できる
主に
妊娠中の母親の観察・指導・ケア、さらには新生児の観察・沐浴など、妊娠から出産、育児に至るまでの幅広いプロセスにおいて母子の健康を守る活動を担当します。
分娩時においては、医師の指示を必要とせずに、自らの判断でへその緒を切り、浣腸を施したり、助産に関連するさまざまな業務を実施することができるのが大きな特徴です。
分娩後には新生児のケアや保健指導、さらには産後の女性に対しての授乳教育や育児相談などに対して幅広く母子をサポートします。
助産師の活躍場所
大半の助産師が活躍しているのは、
総合病院や大学病院、産院、産婦人科小児科病院などの医療機関で、全体の87%にのぼります。
助産所に勤務する(出張専門を含む)助産師の割合は全体の5.7%です。
また、保健所(保健センター)、区市町村役場などに勤務する助産師は全体の3%となっています。
助産師の役割
助産師の役割は、やはり
「母子共に無事に出産を終えること!」この一言に尽きます。
生まれてくる赤ちゃんが元気かどうかを確認しながら、順調にお産が進むように適切なケアを施していくことが求められます。
また、安全なお産をするためには母子が最高の健康状態で、お産に臨めるようにすることが大切です。
そのため、お産中だけではなく、妊娠中の妊婦さんとの関わりもとても重要となります。
妊娠中・産後のケア
妊娠中においては時間の経過とともに妊婦さんの身体が大きく変化していきます。お腹の変化が喜びに感じられたり、その反対に変わっていくショックを受けてしまったり・・・。
また、体が重くなって思うように動けなかったり、ちょっとしたことがきっかけで心が不安定になりやすいときでもあります。
産後においても、ホルモンバランスの変化、昼夜ない頻回の授乳、慣れない育児などで不安を抱えているお母さんが多いです。
助産師は専門家としてだけでなく、時には先輩ママとして、不安や疑問に対してアドバイスしたり、一緒に育児をサポートするなどの役割も求められます。
メリット
助産師として働くメリットは下記のようなものが挙げられます。
唯一出産における医療行為を担当できる
助産師になる一番のメリットは
唯一出産の医療行為を担当できることです。
一般の看護師でも産婦人科に勤務することで出産に関わることはできますが、赤ちゃんを取り出したり、へその緒を切ったりすることはできません。
一般的な看護師より給与が高い
病院・施設などで助産師として勤務することで助産手当が付与されるので、その分が上乗せされることで平均で大体70万円以上年収が高くなります。
デメリット
助産師として勤務するデメリットとしては下記のようなものが挙げられます。
仕事がハード
出産は昼夜問わず行われます。そのため、病院施設側でも24時間体制で対応しなければならず、
必然的に残業や夜勤が増えてしまいます。
現在、全国的に助産師が不足しているため、一人当たりが担当する業務量も多くなっています。
看護師としての知識が偏る
出産のエキスパートとして活躍できる反面、助産師としての業務がメインとなるため、一般的な看護師に必要なスキルや経験をし難くなるというデメリットがあります。
そのため、出産に関する知識のみに偏るため、他の診療科に異動や転職するのが難しくなります。
助産師になるには
助産師になるためには、助産師の国家試験に合格しなければいけません。また、、助産師の試験を受験するには、看護師資格を取得していることが前提となります。
看護師の資格を取得した後、さらに指定されている助産師養成校で一年以上、助産師に必要な知識を学び、臨床実習で実践的な技術を身につけた方に対して、助産師国家試験の受験資格が与えられる仕組みとなっています。
また、一部の4年制の看護大学や専門学校では、看護師養成課程の中に、助産師養成のためのカリキュラムを含まれているところも存在します。
そのような学校で勉強した場合は、看護大学の課程を修了することで、看護師と助産師の両方の国家試験の受験資格を得ることができます。
助産師試験の合格率
気になる助産師の国家試験における
合格率は平均して90%以上と非常に高くなっています。
真面目に授業を受け、実技を身につければ、大半の方々が合格できるレベルです。
しかしながら、助産師養成校は看護学校と比較しても数が少なく、定員数においても少数に設定されています。
そのため、助産師の場合は試験に合格するよりも助産師養成校に入学することの方が難しいと言えます。
高い志を抱いてチャレンジしよう
助産師は、医師とは異なる独自の介入方法で周産期の女性に関わることを許された特別な資格です。
新たな生命の誕生に深く携わることができる魅力的な職業といえますが、分娩介助には強い精神力と体力、そして助産師としての使命感が必要です。
さらに
医療に関する高度な専門知識とスキルが要求される職業とも言えます。
助産師を目指したいという方は高い志を持ってチャレンジしてもらいたいですね^^
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