看護師の輸血業務

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看護師がマスターするべき輸血の準備や実施の手順、副作用などを解説!


輸血業務は予め実施する予定が分かっている場合と、緊急時に補液と共に実施する場合の2パターンがあります。

緊急時の場合は先輩看護師に教えてもらえるような時間的余裕がないので、新人看護師は早い時期に輸血の正しい手順や看護ポイントをマスターしておく必要があります。

今回は看護師が担当する輸血の準備や実施の手順、副作用などに関しえて詳しく解説していこうと思います。


看護師の輸血業務



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輸血の準備


医療機関によっては準備の手順や方法が多少異なる場合がありますが、一般的に看護師が担当する輸血時の手順・方法は下記のとおりです。

1)輸血同意書を取得する
輸血を必要とする患者さん、もしくは手術に際して出血が予想される患者さんに輸血の必要性を説明した後、同意書に署名してもらいます。

そして同意書はカルテに保存してコピーを患者さんに手渡します。


2)血液検査を実施する
輸血同意書に署名してもらった後、患者さんの血液型を検査するための採血を実施します。

異なる時期に2回採血を行います。取り違えリスクを回避するために、2回分の検体を1回の採血で同時に提出しないようにすることが大切です。


3)血液製剤を請求する
血液検査によって適合する血液が判明した後、必要な血液製剤を請求します。

請求時期は医療機関によって異なりますが、一般的には赤血球製剤⇒投与開始1~72時間前、血漿製剤⇒投与開始0~24時間以内、血小板製剤⇒投与開始3から72時間以内などとなっています。


4)受取・搬送・保管を行う
緊急時には検査室から直接受け取り、緊急時以外の場合はメッセンジャー便などで受け取ります。

その際、患者さんの氏名や血液型、製造番号、クロスマッチの検査結果、放射線照射の有無、さらには必要血液の種類と単位数、有効期限、外観の異常の有無などに関してもしっかりと確認するようにしましょう。

また、血液の適正温度を保ちつつ破損を防止するために、輸送時には血液製剤専用運搬バッグを使用します。受取後においてはできる限り早期に輸血することも重要となります。

ちなみに適正温度は、赤血球製剤⇒4~6℃、血漿製剤⇒-20℃、血小板製剤⇒20~24℃となっています。


看護師



輸血実施の手順


1)患者さんへの輸血開始の説明
所要時間や使用する血液製剤などを含めて、患者さんに輸血を開始することを説明します。

2)看護師とダブルチェックを行う
ダブルチェックに必要な書類を使い、患者さんの血液型バンド(ネームバンド)を確認します (※血液型検査結果で血液型ネームバンドをつけおく)

【チェック項目】
患者氏名、血液型、製造番号、クロスマッチの検査結果、放射線照射の有無、必要血液の種類と単位数、有効期限、外観の異常の有無


3)バイタルサインの測定を実施する
輸血後の副作用の早期発見のために、輸血前の患者さんの状態を把握しておきます。

4)ルート確保を行う
留置針穿刺を行い、延長ルートを接続します。そしてシリンジで生食を流して、痛み・腫れ・抵抗がないことを確認して、テープで固定します(※輸血時は溶血を防ぐため太めの留置針を選択します)

5)輸液セットを接続する
血液で満たされた輸血セットと延長ルートを接続します(※輸血ルートは基本的に単独ルートで使用する)

6)滴下する
クレンメを開放して、1ml/分の速度で開始します。滴下を開始した直後は重篤な副作用が起こりやすいので慎重に実施しましょう。

7)副作用の有無の確認
開始から5分間は、患者さんのそばを離れず副作用が起こるかどうかの有無を観察します。そしてバイタルサインや全身状態の観察を行い、記録します。
 
8)バイタルサインの測定
15分経過後、バイタルサインの測定を行います。担当医師の指示通りの所要時間に合わせ、滴下速度を調整しましょう。

9)患者さんの状態を定期的に観察する
30分間隔で患者さんの状態を観察して、異常がないかどうかをチェックします。




輸血の副作用


ほとんどの輸血が安全に実施されますが、ときには軽度の副作用が見られることがあり、極稀に重度の副作用が発生することもあります。

輸血で最も多い副作用は、発熱とアレルギー反応(過敏反応)で、全体の約1~2%の割合で発生します。

アレルギー反応による主な症状としては、かゆみや発疹、腫れ、めまい、頭痛などがあります。

また、それほど頻度は高くないですが、呼吸困難や「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という呼吸音、筋痙攣などが生じることもあります。

その他の稀な副作用として輸血関連急性肺障害(TRALI)が挙げられます。輸血関連急性肺障害は供血者の血漿中に含まれる抗体によって引き起こされる副作用です。




看護師が注意するべきチェックポイント


あなたが輸血業務を担当する際は、輸血開始後からの5分間と1~2時間以内に副作用が表れやすいですのでしっかり観察してください。

観察するポイントは上述している主な副作用やバイタルサインの異常、SpO2の低下、意識レベル低下、呼吸状態悪化などがです。

輸血前の患者さんの状態と比較して、少しでも異変を感じたら輸血を中止して医師に報告するようにしましょう。








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