看護師が点滴静脈内注射法を実施する手順

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看護師がミスなく点滴静脈内注射法を実施する手順・注意点を解説!


安全かつ確実な作業が求められるのが輸液療法です。点滴や静脈注射は、医師の指示があれば看護師でも実施できる医療行為となっています。

今回は点滴静脈内注射法における手順を輸液ルートの組み立てから静脈留置針の穿刺・固定までに関して詳しく解説していきます。


看護師の点滴静脈内注射法



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必要な物品を用意する


まずは点滴を実施する前に必要な物品を準備しましょう。

消毒用アルコール綿、固定用フィルムドレッシング剤、輸血製剤、注射針(静脈留置針)、輸液セット、延長チューブ、ディスポーザブル手袋、肘枕、駆血帯、防水シート、点滴スタンド、針の廃棄容器などを用意します。




注射の5Rを確認


安全に点滴を実施するために、必ず2人以上で注射の5Rを3回確認します。

5Rとは、「正しい患者さんか(Right Patient)」「正しい時間か(Right Time)」「正しい薬剤か(Right Drug)」「正しい量か(Right Dose)」「正しい方法か(Right Route)」のことを指します。

注射指示書と照らし合わせて声を出しながら2人以上で、日付、患者氏名、部屋番号、目的、投与方法、薬剤、容量などを指差し確認を3回実施して、確認の徹底をします。


看護師



輸血ルートの組み立て


輸血ルートの組み立て手順は下記のとおりです。

1)輸液セットと延長チューブの接続
まずは輸液セットと延長チューブを接続します。接続する前にしっかりと手洗いをして清潔にしてから実施するように注意して下さい。

2)輸液セットのクレンメを閉じる
輸液セットは滅菌処理をしているため、クレンメが開いた状態で包装されています。クレンメを開いた状態から閉じた状態へ移行させます。

3)輸液製剤にビン針を刺す
輸液製剤を開封した後はゴム栓をアルコール綿で消毒して、ビン針をゴム栓に対して垂直に刺します。

4)点滴筒に薬液を満たす
点滴筒を指で軽く押して、薬液を2分の1~3分の1程度まで満たします。

5)クレンメを開放して薬液をルートに流す
クレンメを開放して、薬液をルートの先端まで流します。気泡がルートの上部に存在する場合は、指でポンッと弾いて点滴筒に気泡を戻します。逆に、注射針近辺に気泡がある場合は、クレンメを開放して輸液を流し、ルートの先端から排出してください。




再び患者さんと注射指示書を確認する


輸血ルートの組み立てが完了した後、患者さん自らに名前を名乗ってもらい、リストバンドと薬剤シールに記載されている氏名を確認して間違いがないかどうかを再度チェックします。




駆血帯を腕に巻く


駆血帯を患者さんの腕に巻き、手を握ってもらいます。刺入する血管が怒張してきたら、触診と視診をしながら確認します。

点滴を刺入する際は患者さんのADLを妨げないように、利き手や関節部を避けるようにしましょう。




静脈留置針を刺入する


1)アルコール綿で消毒
刺入する周辺箇所をアルコール綿で消毒します。中心から外側に向かって円を描くようにしっかりと拭きましょう。そして消毒をした後は乾くまで待機します(乾くことでより消毒効果がアップします)。

2)針を刺入する
静脈真上にゆっくりと針先を推し進めていき、皮膚と針の角度を15~20度に保ちながら静脈に刺入します。針先を持っていない方の手の親指で皮膚を下方に引くと血管が固定されて刺入しやすくなります。

3)駆血帯を外して内針を抜く
血液の流出を防ぐために人差し指で血管の中枢側をしっかりと押さえて、親指で外針の先を抑えながら内針を抜き取ります。抜き取った内針は利キャップせずに廃棄容器に捨てます。

4)延長チューブの接続
留置針に延長チューブを接続して、しっかりとロック(固定)します。ロックする際は針が動かないように注意して下さい。

5)滴下の確認
クレンメを少し開いて点滴筒を視認しながら滴下しているかどうかを確認します。




刺入部の固定


滴下の確認ができた後、刺入部を固定します。

1)テープを貼る
刺入した血管内留置針が動かないようにしっかりと押さえながらテープを貼って固定します。

2)ドレッシング剤を貼る
透明の箇所から針先が見えるようにドレッシング剤を貼り付けます。

3)ループを作る
チューブをループ状に固定して、抜針を予防します。

4)ナースコールを置く
滴下速度を調節して、患者さんの手が届く位置にナースコールを置きます。患者さんがナースコールが押せるかどうかも確認してください。




点滴中の観察ポイント


点滴中における患者さんの観察ポイントを紹介します。

患者さんの容態
点滴開始前後の患者さんの容態の変化を確認します。バイタルサインの変化や気分の変化、皮膚の状態などを確認しましょう。また、患者さんの体位が適切かどうかもチェックしてください。

クレンメの確認
クレンメが開通しているかどうかを確認してください。輸血ルートの交換などで一時的に閉鎖した際にクレンメを開通させずにそのまま忘れてしまうケースもあります。

ルートの異常
接続部分のゆるみなどを確認して輸液が漏出していないかを確認してください。また、ルート内にエアが混入していないかどうかも同時に確認しましょう。

刺入箇所の異常
刺入した箇所で発赤や膨張、疼痛などがないかどうかを確認します。ドレッシング材が剥がれていないかもチェックしましょう。

輸液ルートの屈曲・圧迫
輸液ルートが屈曲したり圧迫していないかどうかを確認します。ラインや刺入部が身体の下敷きいなっていないかなども注意してください。




経験を積むことで上達していきます


上述しているように点滴を実施する際にはさまざまな注意点がありますが、回数を重ねれば重ねるほど、どんどん上達していきます。

新人看護師の頃は医師から点滴を任されるのが不安に感じることもありますが、3ヶ月程度点滴業務を担当すれば、緊張せずにスムーズに点滴をこなすことができるようになります。

時には点滴が血管に上手く入らない場合や、接続が上手くいかない場合もあるかと思いますが、先輩看護師のアドバイスを聞きながら少しずつ上達していってください^^






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